重要無形民俗文化財に指定されている「佐渡の人形芝居」。ほかの地方にはない独特の芸を明治の時代から守り続け、佐渡ならではの伝承を継続している8つの「人形座」からなる「佐渡人形芝居保存会」文弥人形、説経人形、のろま人形。多様で貴重な人形芝居と珍しい音曲が奇跡的に伝承され続けている。佐渡ならではの文化財といえる。都会の古典芸能や全国の伝統芸能と見比べ聞き比べることができるのは、貴保存会の結束力と、各団体の情熱の賜物にほかならない。森光子さんは豊かな日本の芸能を学び、自分の芸に吸収し活躍してきました。
森さんがなにより褒めたたえたい活動のひとつといえます。高齢化に伴う後継者難ですが小・中学校での体験教室を積極的に行い教育にも貢献してきた業績を讃え奨励賞を贈ります。